歩行
デイサービスの並木機能訓練センターです。
10年前までは「運動してくださいね」と話をしていた内科の先生が
「よく歩いてくださいね」という指導に変わりつつあることに患者
さんや、利用者さんと話すうちに気づきました。
「運動して下さい」の中には、ジョギングや水泳、ウォーキング、
ゴルフ・・・いろいろ含まれています。自分にあったものを選んで
行う事ができます。
しかし、「歩いてください」という言葉の中には、様々な運動もいいけれど
も歩かなければならないということです。
歩行は捕食、生殖、睡眠という三大欲求すべてに関わりがあります。
特に捕食は動物の世界では、獲物が獲れるか、植物が採取できるか
という生命維持に密接につながっています。
人間の世界ではその歩行機能に何らかの原因で問題があった場合は
様々な社会(家族、法律、医療、サービス会社)が多角的に援助しあい、
回復する機会を得られます。
しかし、回復が緩徐な状態、もしくは老化という問題が複合してくると回復
よりも現状維持が優先され、さらには歩行<杖<車いす<ベットという個人
(会社、施設)の安全性が重視され、ベット<車いす<杖<歩行は個人(会
社、施設)の希望ではあるが危険とリスク(社会的批判)をともない、個
人、家族、会社、施設は難しい判断をしなければならないと思います。
年々かさむ医療費や介護費は国にとっても私たちにとっても大きな問題であ
ります。
健康を保持し、病気に罹りにくくなる為に年齢にあった生理的な歩行を獲
得し、医療、介護に頼りっぱなしにならない自立した生活が送れるような一
助になればと思います。
By Купить Thawte, 2013年1月11日 @ 8:04 PM
ありがとう